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無化調の中華ってなんて軽くてやさしいのだろう。 ちょこっと本格中華はまざる(中央区春吉)

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  2019/11/26   ※記事公開時の日付です

深い茶色のからりと揚がった皮をまとい、
かめば身から肉汁がしたたる若鶏。
五香粉の八角や花椒、シナモンがふわりと香って
ああ、紹興酒が止まらない。

定期的に恋い焦がれる鶏。
それが、「ちょこっと本格中華はまざる」の
「吊るし丸鶏のパリパリ揚げ」(1/2匹1680円、1匹3300円)です。

2人で行くなら1/2匹で十分。


1/2匹をオーダーすると、ももやムネなど
さまざまな部位の肉が盛り合わされ出てきます。
あっさりとしたムネから、こってりしたももへ行くのか。
はたまた、ももは同行の友人に譲って
大好きなムネだけ食べ尽くすのか。
自由です。
選べるって自由だ。

丸鶏について、もう少しだけ。

この鶏の何が好きかって、国産の若鶏(こびな丸)を
1週間かけて熟成させ旨味が凝縮されているところ。
そして、つややかにしっとりと揚がった身。
何より、なにもつけなくてもそのままで
塩味、五香粉の味わいの塩梅が完璧であること。

紹興酒「古越龍山カメ五年」(一合880円)が合うわ。


これを読んで行った人がどう思うかはわかりませんが、
わたしにはベストの塩梅でした。
自分の好みの味付けに出会った時、
すごく満たされた気持ちになるものです。
初めてこの吊るし丸鶏を食べたときは、
そんな気持ちでした。

2度目に訪れた時は真っ先にこの丸鶏ハーフを注文し

「肥皇豚の温シャブサラダ」(750円)




「ちょこっとおつまみ盛3種」(650円)。レバーがおいしくて。


を頼んで、つまみながら待ちわびました。
お酒は上記の紹興酒はボトル(紹興貴酒10年や古越龍山金龍)、
生ビール(中、600円)、焼酎、ハイボール、日本酒、
梅酒、ソフトドリンクといろいろそろっていますよ。

無化調、だから胃が軽い。

ここ、はまざるの中華料理は、
化学調味料を一切使っていません。
まちの中華と言えば、
あの魔法の白い粉が入ることも多いのですが、
ここでは使わない。
その代わり、鶏できちんとだしをとって、
さまざまな料理に使っているそうです。
調味料も「原材料名」のところを見て
ちゃんと選び抜いている。
だからか、お客さんによっては「優しすぎる」と
言われちゃうこともあるんだそうです。
でも。素材の味わいを、旨味を、
存分に味わえる中華って、そんなにないと思うのです。

野菜は契約農家から仕入れたもの。

野菜は契約している農家から仕入れています。
だからもちろん、季節によって違う。

その日仕入れた野菜を使う料理は黒板を見てくださいね。※けっこう前の黒板です


本日の青菜炒めは、チンゲンサイの時もあれば、
カイランの時もある。
カイランは最近知ってすごく好きになった野菜。
あの細くシャキシャキした青菜も
味わえるんだなぁと思うと嬉しくなりました。

黒板をよーと見てみると、豆腐が自家製です。
そう、はまざるは、できうる限りなんでも手作りしているのです。
餃子も、小籠包も。
無化調で、野菜は安心できる農家のもので、手作り。
カウンター席、テーブル席合わせて24席の料理を、
店主一人で作っているというのに……!

だからか、とても軽いのです。
どの料理も、さらりと胃におさまっていきます。
中華料理ってこんなに優しい味のものも
あるんだなぁと思ったのでした。

ちなみに、「スンドゥブチゲ」(580円)もありますよ。


このスンドゥブチゲも、だしの味がしっかり利いて
スープだけずーっと飲める味わいでした。

〆は「香港焼きそば」(800円)


締めにふさわしく、醤油&オイスターソースが
ベースのスッキリとした味わい。
干し豆腐のようなひらひらの平麺が愉快で
あっという間に消えていきました。
体のどこかにはいるはずなんだけれどねぇ。
おなかいっぱいでもまだ入る。
そんな麺でした。

メニューによってはハーフポーションでも
つくってもらえるので、1人客も多いんだとか。
「ちょこっと」中華を食べたくなったら、
はまざるへ。

奥永智絵

ライター・エディター

福岡市で活動するライター・エディター。酒が進むアテ、気さくな会話、空間の心地よさが好物のアラフォー。

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■店舗情報

店名 ちょこっと本格中華はまざる
ジャンル 中華
TEL 092-735-0066
住所 福岡市中央区春吉2-1-10
交通手段 西鉄バス「春吉」バス停から徒歩約8分
営業時間 18:00~24:00(LO23:00)
定休日 日曜

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