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大名にあるイタリアン「リストランテ ファンファーレ」でちょっと贅沢にランチ リストランテ ファンファーレ(中央区大名)

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  2019/11/03   ※記事公開時の日付です

サラダに物申す

ランチに勝手についてくるありふれたグリーンサラダが嫌いで、世の中からなくなればいいと思っています。キャベツの千切りにできあいのドレッシングをかけるアレのことです。

 

キュウリやトマトをのせてもだめです。何のごまかしにもなりゃしません。食べるのがいやなので、サラダ付きのランチセットは避けることさえあります。たいていの場合はデザートもいりません。

 

そんな密やかな怒りを抱えながら日々生活しているわけなので、すごく気の利いたランチコースに出会えたときの喜びは格別なんです。不満があるからこそ満たされる。これこそまさに、人生の縮図のようで。

 

出先から事務所に帰る途中にある「ファンファーレ」。前から行きたかったお店で、少し時間に余裕がある今日みたいな天気の良い土曜は偵察のチャンス。

 

このあと仕事をするので、軽めにパン、タルト、パスタの「PRANZO A」(1200円)がちょうどよさそうだ。前菜はサラダではなく「スペックと柿のタルト」。うれしい。

 

内装がかっこいい

四方にカウンターを配したオープンキッチンにワインセラー、テーブル席。内装かっこいいぞ。奥にはテーブル席もあって、思ったより店内は広いんですね。

 

パスタは「スパゲッティ 鱈のリヴォルネーゼ」「ファルファッレ 南瓜のローストとペコリーノチーズ」「スパゲットーニ 牛肉と牛蒡の煮込み」(+200円)の3種類から選べるらしい。鱈に惹かれたので、いちばん最初のスパゲッティを。

 

「リヴォルネーゼ」とは「リヴォルノ風」という意味で、リヴォルノというイタリア中部トスカーナ州の都市のトマトで煮込んだ伝統料理をそう呼んでいるみたいです。

幸運にも特等席に座ったようで、タルトやパスタの仕上げのデシャップ風景が見放題。調理の音とにおいって食欲をかきたてられてなんて幸せなんだろうか。

 

スペックと柿のタルト

 

「スペック」とは、北イタリアでつくられる燻製した生ハムのこと。それに今が旬の柿のピューレ、レッドキャベツ、キャロット。モッツァレラチーズとバルサミコソースのさわやかな酸味が加わってすごくいいですね。ワインにも合いそうです。

スパゲッティ 鱈のリヴォルネーゼ

 

鱈の旨みがたっぷりのトマトソースと、スパゲッティの下にはたしか青ねぎのソース。なるほど、ペースト状だとこんな味わい方ができるのか、今度家でもつくってみるかな、なんて考えながら、トマトソースをたっぷりとつけてパスタを口に運びます。最後は自家製のパンにソースをつけて。

 

ありふれたサラダでは感じられないこの幸福感。コースのはじまりの前菜とは、やはりその時間のすべてを決めてしまうような大切なものなんだと、あらためて実感しました。

 

人間って、単にメニューのラインナップや味つけだけではなくて、予感だったり期待だったり、そうした心の動きで食事する動物なんでしょうね、きっと。

※記事の内容は取材時点のものです。

安永真由

ライター/ディレクター

ラーメンやうどんなど麺類を愛する。ほかにはカレー/卵料理/純喫茶/洋食/古い店/お酒全般。辛いものを食べるときは汗だくになります。

 

■店舗情報

店名 リストランテ ファンファーレ
ジャンル イタリアン
TEL 092-707-0650
住所 福岡県福岡市中央区大名2-10-39 2F
交通手段 地下鉄赤坂駅より徒歩約3分
営業時間 11:30~15:00(LO14:00)、18:00~22:30(LO21:00)
定休日 不定

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