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【辛麺】鶏ガラ×豚骨のダブルスープ!“快辛”担々麺【低糖質志向】 担々麺のはこ(中央区舞鶴)

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  2019/09/02   ※記事公開時の日付です

隣ののぼりが倒れてきている……。


店のファサードに「毎日の刺激を考える」と
書かれた「担々麺のはこ」。
単に辛いだけじゃない、「刺激」を考える。
日々「刺激」を研究していらっしゃるのだろうか。
こう「考える」と堂々と表記されたお店が
ほかに思い浮かびません。
私も刺激を考えたい。

メニューはこちら。レッドつけ麺、担々麺屋のレッドカレーが気になります。


辣油の辛さは0(辛さなし)、1(ちょい辛)、
2(普通)、3(辛め)、4(激辛)の5段階。
加えて花椒のしびれも0~4で選べます。
どちらも2の普通で。
麺は細玉子麺、太玉子麺、こんにゃく麺の
どれかをお好みで。特にオーダーがなければ
細玉子麺で出てきますよ。

ちなみに、麺なし担々麺(750円)もあります。低糖質志向だ。


麺の代わりにもやしを使った担々麺。
高タンパクの鶏むね肉がのっていて
低糖質志向の方におすすめ。
でも、普通の担々麺のこんにゃく麺も
低糖質なのでは……と聞いてみると、
こんにゃく麺には少しそば粉が入っているため
その分、糖質があるそうです。
食感は韓国冷麺に似ているとのことでした。

辛いのに辛くなくてやっぱり辛い。

担々麺(750円)、辛さ2、しびれ2。


スープをすするとまず、豚骨スープのコク。
そして鶏ガラスープが追いかけてきて、
まろやかーに締めくくります。
鶏は「黒さつま鶏」の新鮮なガラと
数種の香味野菜を一緒に炊いていて
旨味があふれていました。
さらに、すりごまがたっぷり。
後口に香ばしい風味が残ります。
このスープは面白い。
辛みはしっかりあるものの、
刺すような刺激ではなく、じわじわやってくる系。
しびれもちゃんとありますが、
これもじわじわと攻めてくる感じ。
なので、辛いけれど辛くない。辛すぎないのです。
奥行きがあって、スープばかりが減っていきます。

麺は細めのややちぢれ麺。


麺をすすりかけて、やめました。
危険を感じたのです。
これは、むせるやつだ。
スープを味わっている段階では
そんなに「辛い!」というわけではないのに、
麺がすすれない。
どういうことだ。
辛いけれど辛くなくて、やっぱり辛い。
汗が噴き出してくる。
でも、攻撃性のある辛さではないから
どんどん食べ進められる。ああ、愉快。
これが刺激を考えるということなのだろうか。

まる2日かけてつくる辣油は数種類の唐辛子をブレンド。
旨味を感じる辛さを追求したそうです。
だから辛いのに止まらないのか!
しびれも手間がかかっていて、
青山椒に黒山椒(赤山椒)をブレンドした
特製の花山椒。なんとも上品なしびれです。
肉味噌はやや辛めに味付けされています。
これがまたアクセントとなって良い。
辛い、うまい、辛い、しびれるのループ。
止まりませんでした。

混ぜない。それが担々麺の良さ。

はじめはコクやまろやかさ、
辛みの面白さが際立っていたスープ。
食べ進めていくと干しエビの味わいが
ひょっこり顔を出しました。

「干しエビも入っているんですね」
と店主に聞くと、それが後からわかるような
食べ進めながらスープの味が変わっていく
担々麺が好きなんだと教えてくれました。
だから、まず担々麺が届いたら、
全体を混ぜずにそのまま食べ進めてみる。
すると先ほどの辛しびれループの後に
「おお、ごまが思いのほかたっぷりで……」
とか
「干しエビの風味がまたたまらん!」
とか、さまざまに気づいて楽しいですよ。

……そう、思いのほかごまがびっしりと入っています。
これは店主が友人たちといつも集まっていた
担々麺店の味をオマージュしているのだそうです。
ここまですりごまがしっかりと入った
担々麺はなかなかありません。
そしてキレの良い後口を生んでいるんです。
食べ進めていると底に沈んだ分も
ひょっこりまた顔を出すので
ずーっとごまの風味が楽しめます。

どうしても気になっていたアレ。

担々麺屋のレッドカレー。
ミニミニサイズのセットがあったので頼んでみました。

ちいさなレッドカレー+小ごはん。


担々麺の辣がきた後に、ふわっとナンプラーの風味。
担々麺のスープとレッドカレーペーストを使った
カレーでした。なるほど、これもまたいいですね。
担々麺に通じる部分があるけれど味は違う。
だから担々麺と一緒に食べても
互いに邪魔をせず、よく合うのです。
楽しいなぁ。

いちおうね、卓上に辛みはあるけど。


使う暇がありませんでした。
辛み、しびれ、味が変わるスープ。
さらっと胃に落ちていく担々麺。
汗、汗、汗……
ああ、爽やかだ。
辛さが快感だ。ということで快辛と呼びます。

ランチメニューにはミニラッシーがついています。
辛さがすっとなくなっていった瞬間、
再びスープを飲んでしまったくらい、
担々麺はやみつきになる味わいでした。
夜は一品メニューがあり、
飲んで締め担々が楽しめますよ。

奥永智絵

ライター・エディター

福岡市で活動するライター・エディター。酒が進むアテ、気さくな会話、心地よさが好物のアラフォー。

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■店舗情報

店名 担々麺のはこ
ジャンル 担々麺
TEL 092-753-9685
住所 福岡市中央区舞鶴1-8-26 105
交通手段 地下鉄天神駅から徒歩約6分
営業時間 11:30~14:30、18:00~24:00
定休日 日曜

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