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実録グルメドラマ「チャーハン放浪記」 VOL.3 卵は生きているか!?  一膳めし 青木堂(中央区大名)

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  2019/03/20   ※記事公開時の日付です

1957年創業の「一膳めし青木堂」

 

厨房からフライパンを振る音が聞こえはじめて2分が過ぎた。

 

ほどなくホールスタッフの元気なおばちゃんが

 

「はい、どうぞ、ピリ辛焼きめしの特盛ね」

 

と、むんむんゆらりと湯気の立ち上る一皿を運んでくる。

 

 

 

注意すべきは「スプーン」だ。

 

「焼きめし」と「白い平皿」の間に滑り込ませて提供される。

 

何も考えずに「いただきます」と、そのままスプーンを口に運んだら危ない。

 

必ずや「ウガガッ!」と心の中でうめき声をあげてしまうだろう。

 

灼熱の”焼きめし地獄”で熱せられたアルミニウムに、舌がやられてしまうからだ。

これぞ食堂の焼きめし

 

街の中華屋さんではない。

 

しかし、ここは歴史ある昭和の食堂。

 

「焼きめし」がパラパラなのは当たり前だ。

 

使うごはんはガス釜で炊いたアツアツ。

 

具材もいたってシンプルである。

 

玉ねぎ、豚コマ、ピンクかまぼこ、ネギ。

 

 

 

ピリ辛の正体は鷹の爪だ。

 

 

 

すそ野に添えられた赤い福神漬けが”食堂風情”をまとう。

 

 

 

コメをコーティングするのは白絞油だろうか。

 

パサつくでもなく、オイリーでもない。

 

つややかさ、口当たりの軽さがほどよい。

 

 

 

何よりも秀逸なのは卵だ。

 

ちゃんと風味が生きている。

 

油をひいた鍋に先に投入するパターンだろう。

 

洒落た高級中華のように黄身だけでなく、白身もしっかり使う。

 

実はこの白身が「焼きめし」を「焼きめし」たらしめている。

 

うん、間違いなく、今日もうまい。

 

 

 

520円からはじまる青木堂「炒飯」の世界。

 

通常の「焼きめし」も「ピリ辛焼きめし」も値段は変わらない。

 

もっといえば、チキンライスもドライカレーも520円だ。

 

大盛は+40円、特盛は+60円。

 

ちょくちょく顔を出す大好きな店である。

 

が、まだ「炒飯」のカテゴリーに入っている「キムチライス」は食したことがない。

 

厨房の奥には座敷席がある。

 

それはまた、別の話。

 

くりしん

でぶグルメライター

昭和40年代生まれの自称“でぶグルメライター”。各メディアで執筆中。飲んだら止まらない”ヨッパライター”でもある

 

■店舗情報

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店名 一膳めし 青木堂
ジャンル 定食
TEL 092―751―0144
住所 福岡県福岡市中央区大名1-11-28
交通手段 赤坂駅から660m
営業時間 月~土 8:30~21:00 祝 11:00~17:00
ランチ営業
定休日 日曜日

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