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映画『めんたいぴりり』応援企画!監督の江口カンさんにウエストで独占インタビュー!【後編】 ウエストうどん屋天神店(中央区天神)

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  2019/02/04   ※記事公開時の日付です

 

 

 

福岡が誇る「味の明太子 ふくや」のエピソードを描いた「めんたいぴりり」が、ついに映画に!

 

クイッターズ福岡は「映画・めんたいぴりり」を勝手に応援。ふくやの明太子ば使った飲食店やらば、どんどん紹介していくばい!

 

今回は国体道路にある「ウエスト」で、明太子メニューをつまみながら監督の江口カンさんにいろいろ話ば聞いてきたとよ。

オール福岡で応援されている映画

カンさんと、カンさんお気に入りのメニュー「かきあげ」(200円)。このボリューム!

 

 

−ドラマ『めんたいぴりり』は福岡で異例の高視聴率を叩き出しました。

 

江口 ドラマのことをTwitterでつぶやく人が、急速に増えていって、中洲の店では、どこでもここでもポスターが貼ってあってね。いまだにドラマ、1、2の色あせたポスターに出くわすことがあります。ただね、福岡の人たちって、なんというか、わりと厳しいというか冷たいところもあると感じています。おもしろくないと誰も支持してくれないし、応援もしてくれない。

 

―それはありますよね。

 

江口 それを知っていたので、「真剣にやらないと」ってね。たとえば博多弁ひとつとっても、どう表現するかは、けっこう難しい問題なんです。脚本の東さんは福岡を離れてから長いので、セリフについては、ぼくが書き直しているんです。ぼくが小さい頃から使っている、日常会話としての博多弁。かなり間違いのある江口弁。方言指導の方に入ってもらえば、正しくはなるかもしれないけど、たぶんだから生きていると思うんです。

 

−ドラマは勢いを失うことなく、『めんたいぴりり2』につながり、舞台化され、今回はとうとう映画化。なんだか博多の街が盛り上がっています。

 

江口 それは肌で感じます。応援していただいているなあ、と。映画に関わってない方が空気のオフィスにやってきて「ポスター貼っとくけん、ちょうだい!」って。本当にありがたいですね。オール福岡で広がっている、という感じがしています。

博多華丸が出演を固辞した理由とは?

−成功の要因はいろいろあるでしょうが、華丸さんという人が演じたというのは大きいですよね。

 

江口 それはもう、本当に。実は富田靖子さんはわりと早くに満場一致で決まったんです。問題は主演を誰にするか。福岡出身の俳優さんの中で考えていったけど、なかなかピンとこない。それで、ふと「華丸さんは?」となって、プロデューサーに話すと、「おお、それはいい!」と、さっそく説得することになりました。

 

−オファーにはすぐに快諾を?

 

江口 いや、それが最初は「無理」と言われました。華丸さんは山笠の中洲流に入っていたから厳しさを知っているし、「そんな中洲流の神様みたいな人を演じるなんて無理やろ!」って。

 

−(笑)博多の人間なら、みんな頷くところですね、ここ。

 

江口 川原俊夫さんをモデルにしているし、彼の言動をベースにしてるところもあるけど、でも、やっぱりドラマは別だから、と話しまして。そうそう、ふくやの上役の方々に冗談で「俺たちのおやじは、あげん女たらしやなかったばい!」って言われたりもします。

 

−あくまでモデルであって、海野俊之は独自のキャラクターなんですね。

 

江口 そう。モデルの川原俊夫さんの上に、みんなが好きな「博多のおじさん」像を重ねた。しゃーしくて、調子よくて、怒ると怖いけど、すぐ何もなかったかのように笑ってね。嫁さんには持ち上げられてるけど、本当は頭が上がらない、みたいな。華丸さんがそれを見事に演じてくださいました。

 

−その「おじさん」の素敵さが、全国へと広がっていくのが、博多の人間としてはたまらなくうれしい。その点も福岡の人たちが驚くほど応援している理由の一つなんじゃないかな、と思います。

「めんぴり」特有の泣きと笑いはなぜ生まれるのか

−それで、映画を観た個人的な感想なんですが、泣きました。

 

江口 元木さんいい人だな! 心のきれいな人(笑)。そういうことにしましょう(笑)。

 

−いやいやいやいや。でも、ほんと、「笑うぞ」とは思っていたけど、「泣かんぞ」とも思っていたんですよ。これでも、けっこう映画は観てきましたから、「予定調和では簡単に心を動かされないからな」と、ちょっといじわるな観客でもあるわけです、ぼくは。

 

江口 はい。涙腺締めていくぞってね(笑)。

 

−それで、展開は予定調和なんですよ。うん、そう来たよね。次はこうなるんだよね、って。わかってるんです。わかっているのに、覚悟も準備もしているのに、滂沱の涙なんですよ。これはいったいどういうわけなんですか。

 

江口 なんなんでしょうね。それは、ぼくも探りながらつくっているんです。映画には、謎解きやストーリーをひねりにひねってもっていくものも多いですが、『めんたいぴりり』に関しては、演出や芝居であえてストレートに持って行きたかった。ぼくの『めんたいぴりり』のベースは『寅さんシリーズ』でもあるけど、本当は藤山寛美さんなんです。

 

−松竹新喜劇!

 

江口 そうそう。あの藤山寛美さん、毎回、変なメークして出てきて笑わせて、子どもながらに「ベタやなあ」と思っているんですけど(笑)、最後、毎週ダダ泣き。で、泣きの途中で、必ず笑いのカウンターパンチがあるんですよね。それでまた、笑いながら泣く(笑)。その頃から、この「笑いから泣きってなんなんだろう」というのはずっとあって。少しでもそこにたどり着きたいな、というのは、ぼくの色々やっていることのうちの、ひとつの軸ではあるんです。

 

−なるほどお。この話を聞けたのはうれしい。

 

江口 藤山寛美さんに近づこうなんんて、恐れ多い話ではあるんですけど、少しでも、という気持ちはあります。

 

―カタルシスなんですよね。観終わったあと、なんとも言えず気持ちがいい。

 

江口 「ほんとはみんな、こういうのも観たいんじゃなかな」と。それって変化球を使わず直球で勝負するから起こることだと思うんですが、勇気はいるんですよね。

「めんぴり」はピクサー映画である

−ぼく自身は、「ベタだからおもしろい。感動できる」と言える自分を、この映画「めんたいぴりり」で発見できました。

 

江口 本当はいろんな映画があっていいはずなのに、みんな二匹目のドジョウ狙いばっかりになってる。そうした中で、こんな挑戦ができるのは、福岡だからだと思います。東京でこの企画を出したら、「アホか」で終わっていたと思うんですよ。

 

−定番の笑いって、いいものなんですね。

 

江口 やり切るとね。実はぼく自身、ベタを追求しているうちに、「これ、やっていることピクサーじゃん」って思ったんですよ。たとえば『ファインディング・ニモ』はCGというテクノロジーに包まれてるけど、ストーリーはベタベタですよ。それでダダ泣きできる。

 

−おお、おもしろい。

 

江口 そう考えれば、最高に楽しい仕事だな、と。

 

−1度観てわからなかった映画をもう1回観るというのはありますが、今回は、「また、泣きたい」「また、すっきりしたい」「もう1度、気持ちよくなりたい」という理由で、再び劇場に足を向けることになりそうです。

 

江口 美味しい明太子は、おかわりしたくなるってことですよね、って急にまとめましたけど(笑)

 

ふくやの明太子がたっぷりの「明太釜玉」(620円)

 

 

【前編】をもう一度読みたい!という方はコチラから。

 

 

#ぴりりを止めるな

#ぴリーター


映画『めんたいぴりり』は

全国の劇場で公開中!

 

【福岡の公開館】
T・ジョイ博多/中洲大洋/イオンシネマ福岡/イオンシネマ戸畑/イオンシネマ大野城/ユナイテッド・シネマキャナルシティ13/ユナイテッド・シネマなかま/ユナイテッド・シネマトリアス久山/ユナイテッド・シネマ福岡ももち/シネプレックス小倉/イオンシネマ筑紫野/セントラルシネマ大牟田/TOHOシネマズ福津/TOHOシネマズ直方/T・ジョイ久留米

 

そのほか詳細はコチラへ!

 

元木哲三

ライター

鶏肉屋の三男として生まれたせいで幼い頃から飲食店が近しい存在で、飲めるようになってからは一日も酒を欠かしたことはなく、立飲みから高級店まで、まあ図々しく呑み喰い語る日々。今日も反省なく喰らう、喰らう。

 

■店舗情報

店名 ウエストうどん屋天神店
ジャンル うどん、居酒屋
TEL 092-737-2011
住所 福岡県福岡市中央区天神2-3-10
交通手段 西鉄福岡(天神)駅より徒歩5分
営業時間 11:30~翌2:00
定休日 なし

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