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一週間に3日間しか開かないホルモン焼き店!? ゴールデン食堂(南区長住)

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  2018/04/04   ※記事公開時の日付です

福岡市南区にある長住商店街。

その端、長住3丁目の交差点に年季の入った外観をしたホルモン焼き屋がある。
しかしただのホルモン焼き屋ではない。
入店するには多少コツが必要。

週末の金・土・日しか店が空いていないのだ。

肉よりホルモンでしょ

店内には大きい木のテーブルが3つあり、合計で20席ある。
今回は一人で来たので5席あるカウンターへ。

まず気になるのは、「ホルモン」と「肉」のメニューの差。
ホルモン焼き屋なのだから、となるわけだが、
店長が肉よりも圧倒的にホルモンが好きなのだ。
「ライオンって草食動物の内臓を食べるんです。そこが一番おいしいって知っているんですよ」と語ってくれた。
世の中に流通しているホルモンのなかから、店長が食べて「おいしい」と思った選りすぐりの16種類のホルモンをここでは七輪で焼き肉を楽しむ事ができる。
取材はこれくらいにして、早くホルモンとビールがほしい。

店長おすすめの2品


注文したのは「ハチノス」(580円)と「ウルテ」(530円)。
どちらも店長おすすめのホルモンだ。
ハチノスは牛の4つある胃袋のうち第二胃のこと。
適度な歯ごたえがあり、噛む度にうま味を感じる。
チリチリと焼けたハチノスを食べ、ビール(460円)をぐいっと飲む。
見事に、この組み合わせに心奪われた。常連の仲間入りだ。

次は「ウルテ」。
牛の喉の軟骨部分に細かく包丁を入れて食べやすくしてある。
丸く縮んでうっすら焼き色がつけば食べ頃。
味は淡泊なので、自家製のポン酢系のさっぱりダレでも、甘辛ダレでもどちらでも合う。
ジョッキは先ほどのハチノスで空になってしまったので、赤霧島(350円)をお供に。
かなりコリコリしているので、軟骨好きだと幸せになれるかも。

そもそもなぜ3日間だけ?

ストレートに店長に聞いてみた。

「さて何ででしょうねぇ」

まぁ、いきなりは教えてくれないか。

もっと仲良くなれば教えてくれるかもしれない。
その突破口のヒントは店内にあった。
壁のいたるところに飾ってある矢沢永吉のアルバムやライブのチケット。

矢沢永吉の大ファンらしい。

しかし、私はあまり知識を持ち合わせておらず、断念するしかなかった。

ファンの方、仲良くなって3日間営業の謎を解明したらご一報を。

星野拓

ライター

見た目は30代、本当は20代な理系ライター。自らの研究対象を料理に変え、福岡の街でフィールドワーク中! 食べるのに夢中で職務を忘れるのが玉に瑕。好きな栄養素は炭水化物とアミノ酸。

■店舗情報

店名 ゴールデン食堂
ジャンル ホルモン焼き
TEL 092-552-5777
住所 福岡市南区長丘1-20-14

交通手段 西鉄バス「長住三丁目」停留所すぐ
営業時間 18:30~22:00
定休日 月~木

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