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福岡一熱い!? 松本清張ゆかりの中国料理店「耕治」で土鍋担々麺 中国料理 耕治 魚町本店(北九州市小倉北区魚町)

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  2017/11/18   ※記事公開時の日付です

1955年に創業した小倉北区魚町の中国料理店「耕治」。
ベストセラー作家、松本清張が「これがあると原稿がはかどる」と言って
耕治のフカヒレ姿入りラーメンを夜食にしていたのは有名な話です。
夜食は一杯7000円以上のラーメンか……。


さて、店は魚町銀天街の鳥町食道街、飲食店が密集している狭い路地にあります。


雰囲気がたまりません。
焼うどん発祥の店「だるま」もこの路地にありますよ。

ランチはお得なセットがあります。


・酢豚茄子
・ワンプレート(蒸鶏、ニラ玉子、酢大根、ザーサイ、特製シューマイ、ライス)
・小椀ラーメン
・杏仁豆腐
で1500円(税別)。

耕治の味わいが手軽に楽しめる組み合わせです。
酢豚もザーサイもシューマイも、
丁寧につくっているなぁとほっとする味。
ラーメンは澄んだ醤油スープでするっと飲み干せます。
デザートとジャスミンティーでしめるともう満足。

なのですが、今日はこれじゃない。
冬になると決まって食べたくなる「担々麺」(1480円)を。

ぶ厚いお手ふきと、小さなカップのジャスミンティー


オーダーを済ませると、ちゃちゃちゃっと
箸、おしぼり、ジャスミンティー、コンロが並べられます。
使い捨てのおしぼりは、ペラペラのものではなく、
厚めの、でこぼことした手触りが嬉しい。


そしてこのコンロに担々麺が乗るわけです。
「え、コンロ? 何頼んだの?」という周囲のお客さんからの
視線を感じ、自意識がつつかれます。


ジャスミンティーのカップは一口で飲めるサイズ。
中国茶らしい大きさですね。注いで飲んでを繰り返します。

ちなみに昼は、シューマイ二個付きで
・ラーメン&焼めし(1700円)
・ラーメン&半焼めし(1490円)
・半ラーメン&半焼めし(1390円)
のセットもありますよ。

干しエビが効いたスープの塩梅が素晴らしい


土鍋で担々麺がやってきた。
鶏だしに干しエビがたっぷり入ったスープは
やわらかく旨みが広がる。そこにたっぷりの胡麻。
たぶんすったものとペーストを使っています。
濃厚でコクがあり、唐辛子&ラー油の
パンチの効いた辛みと良いバランスです。


具材は白ネギ、青ネギ、パクチー、ニラ、もやし、青梗菜、ザーサイ。
鶏のミンチもごろごろっと入っています。
かみしめると胡麻と野菜と辛みのワルツ。
どれもちゃんと主張するのに整っていて上品なんです。

しかし熱い。とにかく熱い。永遠に熱い。


急いで取り皿にとってすすります。
なんせ、食べている間はコンロで熱し続けられているので
どんどん麺がのびていくんです。
ただでさえ熱いうえに、熱いものが増えていくんです。

攻略方法としては
1)麺を食べる
2)熱さがやわらいだところで具材を楽しむ
3)スープをひたすらすする
かと。

1杯目はつるんとした麺の、コシを感じます。
2杯目以降は麺がどんどんやわらかくなり、
4杯目はスープをたっぷり吸った麺がスープと同化したかのよう。
短時間勝負だ。

麺がなくなってもまだぐつぐつ。


麺を食べ終わる頃には少し心に余裕ができ、
思う存分スープと野菜を楽しみます。

しかし、熱い。
15分がたってもまだ沸騰している。

食前を撮るべきでしたね……。

たぶん福岡一熱いであろう担々麺。
50年以上も愛されてきた中国料理店ならではの味と
スープが沸騰し続けるパフォーマンスがとても楽しい一杯です。

ちなみに、冬に頼むと食後に店を出たときに、
汗をかいた頭皮がよく冷えますよ。

奥永智絵

ライター・エディター

福岡市で活動するライター・エディター。県内60店以上でカレーを食し、出張となればカレー屋を探し、ふつか酔いにも風邪にもカレーが効くと信じている。ほとんど毎晩飲んで過ごし、心惹かれるつまみは炙りもの、燻しもの、漬物。

 

■店舗情報

店名 中国料理 耕治 魚町本店
ジャンル 中国料理
TEL 093-551-2849
住所 北九州市小倉北区魚町1-4-5 鳥町食道街
交通手段 JR小倉駅南口から徒歩3分
営業時間 11:00~21:30
定休日 なし

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