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モードでローカル。話題のフレンチ「食堂セゾンドール」で贅沢ランチ 食堂セゾンドール(南区高宮)

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  2017/10/17   ※記事公開時の日付です

住宅街にあるモードなフレンチ

故郷の呼子で14年間営業していた人気店が福岡市内に移転オープン。シェフの前山さんは、地元の食材と向き合うなかで九州の食への関心が広がり、九州の中心部である福岡へやってこられたとのことでした。

中心部といってもお店は高宮。マンションの1階にあります。

ロゴや設計などデザインがいい感じ。エントランスで気分が上がりますね。

店内は客席あわせて20数坪くらいかしら。オープンキッチンのライブ感、間接照明のやわらかい光。とても上品な雰囲気です。

今日のメニューはこちら。

食べるモード全開だったので乾杯から白ワイン(フランスのシャルドネ)。

ランチコース5000円を注文。

さて、食事です。

1品目は「”唐津” しらす、ソバの実粥」。
しらすやアサリなどの魚介数種でとった出汁に、ソバの実を合わせます。これがものすごくおいしい。ソバの香り、魚介(とくにアサリ)のコク。体にじんわりと染み渡っていくようです。

2品目は「鮮 お魚マリネ」。
鯵(だったかな)の刺身を柚子胡椒のオイルでさっとマリネして、シソの実、小松菜(多分)と。上品!

3品目は「真鰯ベーニエ あさつき風味」。
「ベーニエ」はフランス語で揚げ物のこと。あさつきは、ざっくり言うとネギの仲間です。野草が薬味代わりです。赤と黒の漆器もいいですね。

4品目、「帆立貝と蕪のヴァプール」。
ホタテは厚みがありますが、柔らかく蒸し上げられています(ヴァプールは「蒸す」の意味)。蕪の葉は刻んでおろし、ピンクペッパーと合わせて薬味として。実は薄くピュレしてホタテを挟んでいます。蕪の辛さ、みずみずしさ、甘さ、苦さ、すべて楽しめますね。

「”熊本” れんこん 大山なめ子ポタージュ」。
すり流しのような見た目ですが、食感はとろりと粘度が高い。レンコンとナメコ、土の香りです。ヤマイモも入っていたかしら。

「”呼子” 甲イカ エリンギ温サラダ モミの香り」。
甲イカの子どもを使っているので身は小さめ。やわらかくてしっとりとしています。そういえば、エリンギのコリコリした食感はイカに似ているのかも。

ここから赤ワインへ。ブルゴーニュのピノ・ノワールを。

「“対馬” 穴子 かぼちゃメレンゲ、トリュフクリームソース」。
上からトリュフパウダー、ソース、メレンゲ、穴子です。トリュフの存在感が吉と出るか凶と出るか。個人的にはこのソースの量だともう少し穴子が大きい方が良かったなあ。いや、ただ穴子のことが好きなだけなのかも……。

「”五島” 鰆ロースト 辻農園葉野菜のココナツ風味」。
阿蘇にある「つじ農園」さんのほうれん草と鰆。ココナッツはソースに使われています。

迷ってやっぱりもう一杯。

メインは「”宮崎” 牛ロース肉のグリル ソース アルブフェラ」。
アフビュフェラソースとも言うようですね。赤ピーマンのピュレで風味を付けたソース・シュプレームのこと。たしかに、肉系ではなく野菜の味がした(記憶が曖昧です)。牛肉の火加減が絶妙でした。

デザートはシャーベット(これも内容失念。爽快な味だった記憶はあります)、抹茶風味。

ディナーにも行きたい。

食材の選び方、調理、盛り付け、お店の雰囲気、どれも満足でした。
福岡発のハイセンス・フリーペーパー『BOND』最新号で掲載されている記事を読んでさらに驚き。
同じ料理でも盛り付けを変えていたり、薬味や野菜を他のメニューに応用していたり。
調理温度まで厳密に管理されているそうで、一品ずつ紐解いていこうと思うと、けっこう本気の取材が必要でしょう。

実験的で、躍動感があって楽しい!
これでランチ5000円。良い経験でした。
(ワイン3杯を合わせると8000円くらい)

安永真由

ライター/ディレクター

ラーメンやうどんなど麺類を愛する。ほかにはカレー/卵料理/純喫茶/洋食/古い店/お酒全般。辛いものを食べるときは汗だくになります。

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■店舗情報

店名 食堂セゾンドール
ジャンル フレンチ
TEL 092-524-0432
住所 福岡市南区高宮1-3-32 高宮第2オークマンション1階
交通手段 西鉄高宮駅から徒歩8分、西鉄バス「高宮二丁目」停から徒歩すぐ
営業時間 12:00~14:30(L.O.)、17:00~21:00(L.O.)
定休日 不定

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