旅行や日々のグルメ探訪に!ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報。

5~11月のみオープン! 福岡イチ小さなタイ料理店 博多カオマンガイ 万国屋(中央区大名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  2017/08/05   ※記事公開時の日付です

福岡イチ狭い店なんじゃないだろうか。
なんせ店内は2人カウンター&2人テーブルの4席のみ。
しかもゴールデンウィークの時期から11月までしか開いていない。
さらにタイ国認定レストランである。

小さくて期間限定で味わいはお墨付き。
希少価値がいくつあるの!と言いたくなるここは
「博多カオマンガイ 万国屋」。

2×2席に3人で行くとどうなるのか


こうなります。
なんか、彼氏の存在を匂わせるインスタ女子のような写真を
撮ってしまったアラフォー。
向かいは後輩、クイッターズのあの執筆者ですよ。
隣の後輩は「初、タイ料理」だそうだ。

3坪の店内に合わせたミニマムなテーブルにぎゅうぎゅう。
屋台ではわりと見慣れた光景だよね。
隣と近いと、心の距離も近づくよね。
なんつって。

ランチは「カオマンガイ(800円)」「カオマンガイ・トード(850円)」の2択。
カオマンガイは鶏の茹で汁で炊いたごはんの上に、
スライスした茹で鶏をどーんと載せた料理で、
トードは揚げ鶏。
13時半過ぎに行ったらトードが残り1皿で、すかさずいただきます。

3人分の料理を並べるとこうなった。


むぎゅー。

テーブルが隙間なく埋められると幸せを感じるわ。


こちらがカオマンガイ。
鶏のうま味をたっぷり吸ったジャスミンライスは
ふわっとしてハラハラと軽く、決してパサつかず、
「アジアの米」へのイメージが変わるはず。
そこにしっとりとした鶏が横たわっている。

ソースは2種。
あっちこっちでカオマンガイを食べてきたなかでは
ここのソースが一番好き。
甘み、辛味、深み、ふくよかさ、すべてで
鶏とごはんを素晴らしい完成度へと導くのだ。

フライドチキンのレベルが高くて無口になる


そして、トード。
もも肉をカリッと揚げ、ほおばるとジューシー。
ジューシー……だけじゃない、なんだこりゃ!

これ、フライドチキンがそもそもハイレベル。
衣にスパイスを加えていて、一瞬あの有名店が脳内をよぎり、
さらにやすやすと超えていく。
なんというか、上品なんだ。
存在感があるのに、決して主張しすぎない。後口もさっぱり。
サヨナラの後は振り返らない、まるで博多美人よのう。

ソースのひとつはスイートチリ。
甘辛くて、やけにあっさりしている。
聞くと、自家製なんですって。
市販のチリソースは主張しすぎだから、
店主が手づくりしているそうだ。

店主が「それ辛いから、気を付けてね」と言う唐辛子を
パラリとかけると、辛味がガツンとやってくる。
この辛味もまた存在感がありつつ、爽やか。
これを小皿1杯半分かけて、夢中で食べ進める。
ちょっと無口のまま。
面白いこと言えず、すまぬ、後輩たちよ……。

うまいだけじゃなく、店主とのトークがたまらなく好き

万国屋が期間限定なのは、
冬場は長野県、白馬のスキー場に店を出しているから。
店主がスキーが好きで、しょっちゅう滑れるように、と
ゲレンデ横での開店に至ったという。

はじめは「スキー場にタイ料理って」と思われたそうだが、
今や名物、人気店。雪のなかでタイ料理とか、たまらんなぁ。
ゲレンデが溶けるほど熱い料理、食べたいなぁ。
熱かったら当たり前か。
なんつって。


この店主とのトークが毎度楽しみでもある。
今回はタイでは性別が16種に分けられている、という話と
どうやったら安くバンコクに行けるのか、
タイの屋台がなくなるらしい、の3本立てでした。


てか、タイの屋台がなくなるって!?
どうやら「主要道路で営業する屋台は撤去」
と政府が発表したようですよ。
やめてほしい。心から、やめてほしい。
渡辺通から屋台がなくなったら?というのと同じくらい
憂えております。
ああ、バンコクにいかなくちゃ。
その前に、11月までに万国屋に何度行けるかしら。

奥永智絵

ライター・エディター

福岡市で活動するライター・エディター。県内60店以上でカレーを食し、出張となればカレー屋を探し、ふつか酔いにも風邪にもカレーが効くと信じている。ほとんど毎晩飲んで過ごし、心惹かれるつまみは炙りもの、燻しもの、漬物。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

■店舗情報

店名 博多カオマンガイ 万国屋
ジャンル タイ料理、カオマンガイ
TEL 092-406-7453
住所 福岡市中央区大名1-3-5 ARKCUBE 1F
交通手段 西鉄バス警固一丁目から徒歩3分、地下鉄天神駅から徒歩12分
営業時間 12:00~17:00
定休日 不定

関連記事
Related article