旅行や日々のグルメ探訪に!ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報。

夜景と一緒に炭焼き肉を楽しめる西中洲の隠れ家 MERCURY RIVER GRILL(中央区西中洲)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「USプライムリブロース」4,000円(200g)〜。炭火で炙った香ばしい一品。

「USプライム リブロース」4,320円(200g)〜。炭火で炙った香ばしい一品。

大人の街、西中洲にあの『マーキュリー』が復活

img_6439
中洲と那珂川を挟んだ西中洲は、迷路のように入り組んだ細い路地のあちこちに、大人のための洒脱な店が数多く集まるグルメスポット。今年に入ってからも実力店が次々と登場しているが、そんな西中洲の川沿いに今年6月、また新たに大人の隠れ家のような店がオープンした。

 

img_6433
img_6435

白い暖簾がかかった外観は、一見和食店のような佇まい。しかし暖簾や看板に記されているのは「MERCURY」の文字。かつて薬院、中洲で人気を博したワインレストラン「マーキュリー」がチャコールグリルの専門店となって復活したのだ。

 

img_6441

以前は和食店だったという場所に一歩足を踏み入れれば、中洲のネオンが煌びやかに映る那珂川の夜景が目の前に広がる。木の質感が温かみある店内は、和の趣と洋のエッセンスが見事に調和した居心地の良い空間になっている。いやいや、これはかなりオシャレだぞ。大人の空間だぞ。

 

img_6440

カウンターの中はオープンキッチン。そこに置かれた大きな薪焼き窯の前に立つのはオーナーシェフの満生太郎さん。カウンター越しに客と会話をしながら肉を焼く満生さんは実に楽しそうだ。

 

かの「マーキュリーカフェ」のオーナーシェフであり、その後渡米しニューヨークのレストランで料理長を務めたあとに帰国。その後はNYスタイルのグリルレストラン「BUTCHER」を立ち上げ、店舗展開を手掛けてきた。そんなベテランシェフの満生さんが再び「マーキュリー」の名を掲げて、日々キッチンに立ち肉と向き合っている。

絶妙な火入れの香ばしいプライムリブ

img_6444
img_6445
img_6446
そんな新生マーキュリーのメニューは、フレンチをベースにした色鮮やかで華やかな料理の数々。サラダに使う魚を軽く炭で燻したり、随所にチャコールグリルならではのアレンジも施されている。自家製のソーセージだってもちろん炭が香る。目の前のライブ感あふれるオープンキッチンで次々と料理が作られていくのは、見ているだけでもワクワクする。

 

img_6449
そして何といってもこの店の看板メニューは、炭焼き窯でグリルされたボリューム満点のプライムリブロース。自分の好みのグラムを伝えると、目の前で肉をカットして窯の中へと入れられる。窯にはいくつも段があり、近火と遠火を上手に使い分けてじっくり丁寧に焼き上げていく。こうすることで表面は香ばしくクリスピーに、中には火が入り過ぎず程よい焼き加減で仕上がるのだ。どうです、この美しく美味しそうな焼き加減。

 

香ばしく鼻腔を抜ける炭焼きの香りと共に味わうプライムリブは、余計な味付けは一切なく、肉の美味しさをストレートに楽しめる。カリッとした食感とともにジュワッと肉汁があふれ、噛み締めるごとに肉の旨味が口一杯に広がっていく。この絶妙の火入れ加減は薪焼き窯でなければ難しく、さらに満生さんの熟練の技があってこそ辿り着ける境地。美味い肉を上手く焼くとこんなにも旨くなるものなのか。気がつけば無言で頷きながら、キラキラとした夜景もデートの相手も忘れてただひたすら肉を食べている自分に気付くことだろう。いかんいかん、でもうまいうまい。

 

食欲を誘う香り漂う店で、ベテランシェフが焼く絶品の肉と、美味しいお酒。そして窓の外には美しく輝く那珂川の夜景。すべてが揃った完璧な空間が西中洲に。さぁ誰を連れて行くか、誰に連れていってもらうか。

山路力也

フードジャーナリスト・ラーメン評論家

東京生まれの横浜育ちで千葉在住。それなのになぜか福岡のお店を食べまくり、なぜか「シティ情報Fukuoka」で連載もしているフードジャーナリスト。「作り手の顔が見える料理」をこよなく愛している。

 

■店舗情報

img_6437
店名 MERCURY RIVER GRILL
ジャンル ステーキ、フレンチ
TEL 092-791-3333
住所 福岡県福岡市中央区西中洲4-6
交通手段 市営地下鉄空港線「中洲川端」駅より徒歩5分
営業時間 18:00〜23:00(LO)
定休日 不定休

関連記事
Related article