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創業42年の「なか庄」で味わう老舗鮨店の魅力と実力 なか庄(中央区今泉)

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  2016/09/05   ※記事公開時の日付です

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「なか庄」は鮨と昼酒にひたるのに最適の店だと、個人的にはそう思っている。福住の創業者、河野貞雄会長に連れて行ってもらったのが初めてで、そのときが昼食だったからというのもあるのかもしれない。

カウンターに座ると、まずは何か酒のアテをもらう。ご主人に尋ねれば適当なネタを2、3挙げてくれるし、自分でネタケースの中の魚を品定めして選んでもいい。

たとえば夏の終わりのこの日は、鳥貝、アジの昆布締め、シャコ、ハモ、タコ……最後に赤身を少し、切ってもらう。ご主人の仕事ぶりを眺めながら、ビール(大瓶)を2本飲む。いつもワカメが新鮮なのと、自家製の漬物をそっと置いてくれる心遣いがうれしい。

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ランチは驚きのコストパフォーマンス

さあ、ここで清酒に、といきたいところだけど、午後からも書き仕事があったのでぐっと我慢してにぎりを注文する。ぜひ選んで欲しいのが、にぎりセット(1800円)だ。上にぎりセット(2500円)との差はマグロのレベル。赤身が好きだったら握りセットで十分だ。ちらしセット(1200円)という選択もある。

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にぎりセットはにぎり8カンに鉄火とカッパ。これに茶碗蒸しと赤だしが両方つくのだから、汁好きはここで歓喜せざるをえない。あっ、あと「たくあん」がつくんだよね、ぽりぽり。けっして洒落た鮨ではないが、しかし、このクオリティでこの価格というのは頭が下がる。

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店名に「庄」の字がつくことからわかるとおり、ご主人は西中洲の老舗「河庄」のご出身で、ここに店を構えて42年になるという。「河庄」時代に年齢が近かったのは「高玉」の黒田さんや「やま中」の山中さんだと。へぇ……寡黙そうに見えるけれど、仕事の手が空いていれば、気さくに魚の話、博多の鮨屋の話、界隈の昔話を語ってくれる。

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あと、とても安心なのは、息子さん夫婦が働いていらっしゃること。お見受けする限り、いつでもバトンを引き継ぐ準備ができているようだ。もちろん、まだまだご主人の鮨を食べていたいけれど。

ちなみにこの日のお支払いは6000円に満たなかった。たいそう満足です。

元木哲三

ライター

鶏肉屋の三男として生まれたせいで幼い頃から飲食店が近しい存在で、飲めるようになってからは一日も酒を欠かしたことはなく、立飲みから高級店まで、まあ図々しく呑み喰い語る日々。今日も反省なく喰らう、喰らう。

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■店舗情報

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店名 なか庄
ジャンル 寿司、魚介料理・海鮮料理
TEL 092-711-0594
住所 福岡県福岡市中央区今泉2-4-39
交通手段 西鉄福岡駅(天神)から525m
営業時間 11:30~22:00
定休日 日曜日

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